(要請書)「Xバンドレーダー配備と米軍新基地建設の中止を求めます」

現在、京丹後市京丹後町宇川地区では、住民の意に反して、米軍基地(米軍経ヶ岬通信所)建設工事が進んでいます。その基地に、ミサイル戦争の道具であるXバンドレーダーが配備されました。これは、中国や朝鮮民主主義人民共和国から「ミサイルが飛んできた時に察知し、迎撃する」ためのものなのだそうです。
まるであべこべの話です。日本が、侵略戦争をしかけ、植民地支配を行った側です。敗戦後も日本はアメリカと共に東アジアの戦争に参加して被害をもたらし、脅威であり続けてきました。政府やメディアは中国や朝鮮の脅威をふりかざして敵意を煽っていますが、今まさに銃口を向けている側は誰でしょうか。


ということで、この日は「辺野古リレー」 http://henokorelay.wordpress.com/防衛省前抗議に「反日の会(仮)」も参加。以下の申し入れをしてきました。

防衛大臣 江渡聡徳(えと あきのり)さん
内閣総理大臣 安倍晋三(あべ しんぞう)さん
内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 菅義偉(すが よしひで)さん
外務大臣 岸田文雄(きしだ ふみお)さん
防衛大臣、現地方創世担当内閣府特命担当大臣 石破茂(いしば しげる)さん
沖縄及び北方対策担当 山口俊一(やまぐち しゅんいち)さん



(要請書)Xバンドレーダー配備と米軍新基地建設の中止を求めます


 本日未明、京都府京丹後市宇川に米軍Xバンドレーダーが配備強行されたことに抗議し ます。
 Xバンドレーダーは海を挟んだ中国、朝鮮など東アジアの隣国を軍事的脅威とみなし、攻撃対象とするものです。米軍駐留と自衛隊の軍備強化を正当化したい日本政府は、過去に侵略戦争をしかけた国への敵視を煽っています。
 しかし軍事的脅威は植民地主義を反省しない日本政府がみずから作り出しているものです。米軍の駐留が抑止力どころか地元住民に被害を及ぼすことは、いま辺野古の海への新基地建設、やんばる高江の森へのヘリパッド建設工事に反対する沖縄の人々の抵抗をみるまでもなく明らかです。日本政府防衛省による沖縄そして京丹後経が岬への新たな米軍基地じたいが軍事侵略、植民地支配の手口そのものであり、他国に軍事的脅威を与えるものであり、到底許しがたいです 。
 防衛省に京丹後へのXバンドレーダー配備、京都と沖縄で進行中の米軍新基地建設をいますぐ中止し、計画を白紙撤回することを求めます。


2014年10月21日
反日の会(仮)